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2020.8.27

文房四宝の産地展

文房四宝とは、書において欠かすことのできない四つの道具のことで、筆、墨、硯、紙の四つを指します。
本展では、広島県熊野町「筆」と、奈良市「墨」の産地のご協力のもとに、永年培われてきた職人技や製造工程をご紹介します。

文房四宝の産地展【令和2年8月26日(水)~11月9日(月)】

文房四宝とは、書において欠かすことのできない四つの道具のことで、筆、墨、硯、紙の四つを指します。
本展では、広島県熊野町「筆」と、奈良市「墨」の産地のご協力のもとに、永年培われてきた職人技や製造工程をご紹介します。それぞれの材料による製品の違いや、筆と墨と和紙との相性などを感じ取って頂ければ幸いです。


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会期の間、三館にて各産地の筆、墨、硯、紙をお買い求めいただけます。

熊野筆

広島県熊野町で生産される「熊野筆」は、農業の副業として行われていた墨、筆の行商をきっかけとして、19世紀前半に筆づくりが始められ、現在では書筆、絵筆、化粧筆など全ての筆を生産する日本最大の産地を形成している。

奈良墨

7世紀に高句麗の僧曇徴によって日本に伝えられたとされる墨づくりは、多くの社寺のある奈良にて栄え、「奈良墨」として全国最大の墨の産地に発展してきた。

越前和紙

手漉き、機械抄き、加工など約60の工房が和紙づくりに携わる日本有数の産地。越前奉書や檀紙、局紙、襖・壁紙など生産される紙は多種多様にわたる。

本展では、硯産地からの出展はなく、地元に残る文房の名品として、江戸時代後期の絵師「岸駒」が使用した硯、筆立、筆洗のほか、六曲半隻の屏風「百老図」を展示。

【主催】
福井県和紙工業協同組合

【協力】
一般財団法人 筆の里振興事業団
株式会社 仿古堂
株式会社 古梅園

【後援】
福井県教育委員会
越前市教育委員会
一般社団法人 若越書道会
福井県書作家協会
日本墨書会

お問合せ 0778-42-0016(和紙の里 紙の文化博物館)