和紙を超えた和紙
世界的ブライダルファッションデザイナー桂由美氏にも越前和紙をご愛用頂いております。
桂氏は、越前和紙を使った斬新なドレスを2002年7月のローマ・オートクチュールコレクションで初めて発表。パリコレでは2003年1月を皮切りに、新作が発表される毎に世界のファッション関係者から大きな注目を集めました。
「パリ店を作りオートクチュールコレクションに参加しようとした時、私は日本人デザイナーでなければ出来ない作品を出すべきだと心に決めました。その一つが和紙でドレスを作るということでした。それには従来の和紙ではなく、全く新しい創作和紙が必要でした。日本全国探した結果、私が同志と呼んでいる長田和也さんに出会いました。試行錯誤を重ねた結果『和紙を超えた和紙』が誕生しました。そこから創作した作品は高く評価され、パリのメディアから『WASHI-MODE』と名付けられました。特に2004年に発表したモノトーンの独創的な作品は『芸術的ドレス』と評価され、NYのメトロポリタンミュージアムに所蔵されています。」―桂由美