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前衛芸術家

草間彌生

草間ドットの鮮やかな色彩を写し出す越前和紙

『水玉の女王』と呼ばれ日本を代表するアーティストである草間彌生氏を絵師に迎え、アダチ版画研究所の彫師・摺師がコラボレーションして現代の浮世絵作品を完成させる「現代の浮世絵版画を創るプロジェクト」。
このプロジェクトに人間国宝の岩野市兵衛氏が漉いた特注の越前奉書が用いられ、「七色の富士」が刷られました。
強度と保存性の高い越前奉書は、摺り重ねにも耐え、草間ドットと呼ばれる特徴的な水玉と鮮やかな色彩を表現するのに適しています。
このプロジェクトの模様は、2015年元日のNHKBSプレミアム『ザ・プレミアム 草間彌生の富士山 ~浮世絵版画への挑戦~』にて放映され、国内外から大きな反響を得ました。

トップ画像:
草間彌生「七色の富士」(生命は限りもなく、宇宙に燃え上って行く時)
出版:2015年